ブレイクポイントを条件指定で中断させる

通常のブレイクポイントでは実行行に来るたびに中断してしまう。特定の条件のときのみ発生する不具合を解析する場合には、通常のブレイクポイントでは目的の箇所に到達するのに時間がかかってしまう。
そのようなときは、ブレイクポイントに条件を指定することで簡単に目的の箇所に到達することができる。


たとえば

for (int i = 0; i < 10000; i++) {
Object hoge =getHoge();
・・・
}


いくつかの条件が揃ったときに変数hogeがnullになる不具合があった場合、hoge取得箇所にブレイクポイントを設定し、そのブレイクポイントに「hoge == nullの時」という条件を追加する。


Eclipseであれば、ブレークポイントビューより対象のブレイクポイントを右クリックし、「ブレークポイント・プロパティー」を選択。プロパティ設定画面より「条件を指定可能にする」にチェックし、条件「hoge==null」を記入する。これで、hoge==nullの時だけブレイクポイントが有効となり適切な箇所でプログラムを中断することができる。